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植物は律儀なり、決して人を欺かない最良の友である。。。
感謝です

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誰でもご存じの日本原産のツツジの仲間の花木です。
一時期ブームと言われる程に流行したのですが、不景気風が吹き始めた頃から下火に成ってしまいました。
聞くところに依りますと 過去にも幾度か流行った時は景気の良い時代だったそうです。
家にも有るけどちっとも花が咲かないと言われる方も多くいます。
この際ぱっと咲かせて不景気吹き飛ばしやしょう。
私も未熟ですが何とか毎年綺麗な花を見る事が出来ますので私なりの栽培方法をご紹介致したいと思います。
専門家や熱心な趣味者から見れば幼稚な知識かも知れませんが兎に角花は咲きます。
花を咲かせて見たい方の参考に成れば本望に思います。
尚、この例は横浜での事ですので地域により異なりますのでご承知願います。
その年の天候状況に依っても調整が必要です。

2000年3月記



主 な 作 業
1月寒害より乾害に注意、表面が乾いたらお水を午前中にやります。
鉢の重さで乾き具合を知る事もできます、降雪時は屋根の雪が落ちて枝を折ったりしない様に置き場に注意します。
2月月末に油粕と骨粉を練って置き肥、或いは来月発酵済み肥料を与えます、良く観察すると蕾の無い梢などにに芽の動きが見られる、春はもうすぐと知らされます。
3月お彼岸を目安に根が張り水の通りが悪くなった鉢は植え替えします、根を切り過ぎると花に影響が出ますので花を見たい木は程々に軽くします。
花後(入梅時期)も適期ですが梅雨の期間が近頃は一定していません。
始めての方にはこの時期がお薦めです。
発酵済みの肥料だったら月頭に置き肥します、盆栽仕立てにするなら芽が出る前に針金をかけます。
順調に蕾が付くと多く成り過ぎ、開花の時花がくっつき過ぎますので此処いらで花の大きさを考慮しながら摘蕾すると良いでしょう。
4月美しい新葉が開きます、消毒を週1回はしないと虫に食べられてしまいます。
ツツジは花後に新葉が開きます(ここが相違点です)。施肥をする。{消毒開始}
5月中旬頃から早咲種は開花を始めます、花や蕾に水をかけてはいけません、花腐れ病に掛かってしまいます。 開花前に肥料分を無くすと花もちが良いと言われてますので此の月は施肥はやめましょう。
花が咲いたら雨の当たらない屋根の下や部屋の中に入れて鑑賞します、水はたっぷり与えます。
皐月は光と通風が必要です、余り永い間部屋に置かない事が肝心です。 {開花の前に完全駆虫を心掛けます}
6月殆どの品種が開花し一番楽しい時を迎えます。各地で展示会が開かれますので是非覗いてください、植え替え用土(鹿沼土)も大抵ここで手に入ります。
花が自然に散り始めたら思い切って花がらをつみ取ります、この時「シベ」まで取り除く事が肝心で残すと種ができて木が弱ってしまいます。
お礼肥として即効性の液肥を与え回復を促します。 植え替えを予定してない鉢には固形肥料も与えます。
花を摘んだ木を見ると必死で咲いていた様子が葉や芽の捩れなどから判ります。
日陰に永く置いた鉢をいきなり直射日光に当てると葉が傷んでしまいます。
強い日差しの当たらない場所に暫く置いて葉水も与え労ってください。
植え替えや剪定は花摘み後暫く間をおいて葉が正常に戻ってからで充分間に合います。
植え替えた鉢には2週間後に施肥をします。{消毒}
7月植え替えをしない木も今月始め迄には剪定を終わらせます、遅くなって剪定した木には花芽が出来ません、
施肥ですが入梅時期は少な目にするか与えない。出来る限り日光に当てます。
梅雨明けすると猛烈な暑さが襲ってきます、8月中旬以降まで新たな施肥は控えた方が良いでしょう。{消毒}
8月剪定後の新葉も充実し来年の花芽を付ける大事な時期です、週に1回位鉢を回し満遍なく太陽の光を当てましょう、 これを怠ると部分だけ蕾が付いたりして開花の時寂しくなってしまいます。
暑さもやわらぐ月末頃には成長も旺盛と成り肥料を欲しがります、骨粉を多めに与えると良く太る言われてますので、油粕主体の固形肥料だったら別に骨粉を置き肥すれば良いと思います。{消毒}
9月充実し太る時期ですので肥料を切らさないようにします。
台風情報に気を付け大事な物は部屋に取り込んだりして被害を未然に防ぐ工夫をします。{消毒}
10月地域に依って異なりますが施肥は月初めに一回程度に留め冬の寒さに耐えられ引き締まった木を目指します。{消毒}
11月気温も下がり始めます、水やりも毎日は必要無くなります。盆栽の展示会など開かれます。 {虫も姿を消します}
12月日本古来の丈夫な木です、木枯らしなどには負けませんが水切れには注意しましょう。
お正月前に落葉や雑草を取り除き鉢や棚も綺麗に掃除し越冬ナメクジなども退治します。


更にしつこく
用土
植える土、皐月の場合は鹿沼土単体に植えますが、若木の場合は山苔を少量混ぜると良いとも言われてます。
植え替えの時必ず粉フルイで微塵粉を取り大粒は鉢底部に入れます。
鹿沼土にも固い物柔らかい物が有り余り固い物は生育が悪いと言う人も居ます。
反面微塵粉の発生も少なく水の抜けが良い特性も有り出来れば半々が良いのかも知れません。
私の場合は固いのは余り使いません、価格も固いのは高いですし。
植え替え
鉢の狭い空間で僅かの用土の中で育つ訳ですから根も充満してしまいます、ミネラルも無くなってしまいます。
目安としては二年目毎にしてますがあくまでその鉢の水の通り具合で決めてます。
伸びた根先を切り新しい用土で植え替える事で植物は何年でも生き続ける事が出来ます。
時期としては三月のお彼岸の頃と花後の六月が適期です、三月は松や楓など他の鉢物なども適期の様ですが花を咲かせる皐月は強く根を切ったりすると蕾に影響が出る事があります。
只異常気象で梅雨明けが早い場合も有りますので遅くなっての植え替えは危険も伴います。
又この時に気に入った鉢が有ったら変えてみると趣ががらりと変わり楽しいものです。
活着の秘訣は植えた木が動かない事です。
鉢と木を縛って固定します、丸い素焼き鉢の場合はナイロン紐などで下から十文字にして縛りますが角鉢の時は水抜き孔から錆びない針金など使って固定します。
ナイロン紐を使った場合は年が明けた頃には取り除きます、何時までも付けておくと食い込んで見苦しく成ってしまいます。
地植えの物を鉢に植える場合は3月が適期です、根を流水で必ず良く洗って付いてる土を全部落とします、多少根を切っても時期が良いので大丈夫です。
もし鹿沼土以外の土を付けたまま鉢に植えると、鹿沼土と赤土や黒土は特性が違いますので数年後に枯れたり弱ったりの害が現れます
不用な太枝を切り取りたい時もこの時期に植え替えと同時にし傷口を切れるナイフで平らに整え市販の癒合剤を塗って保護します。
癒合剤の無い時は木工ボンドでも効果が有り早く傷が塞がります。
消毒
葉や蕾を食害する虫には主に使われる薬剤にスミチオンとマラソン乳剤が有ります、単一品を連続してして使用すると生き残る虫がいると言われてますので交互に使うのが良いでしょう。
他にもいろいろ殺虫剤は市販されてますが、これだけでも効果は充分期待できます。
但しダニには効果が有りませんのでダニ専用の農薬が必要です。
新しい葉が縮んでしまう様な時は白紙を枝の下に置いて枝を指で弾いて見ると小さい虫が白紙の上に落ちてきます。
ダニ或いは他の虫の幼虫ですから葉裏に充分薬剤をかけます。
殺ダニ剤にはアカール、ケルセン乳剤などがあります、根本に蒔いて使う粒剤が良いと言う人もいます。
花腐れ病は皐月の天敵の様な最も嫌な病気で折角咲いた花があっと言う間に駄目になってしまいます。
この菌は湿気を好みますので、蕾が膨らんできたら絶対に葉水を掛けてはいけません、乾いていれば増殖は余りしません。
皐月より早く咲くツツジにも発生するので棚の側には植えない様にします。
庭のツツジが咲き終わったら素早く剪定し花柄など処分してしまいます。
ダイセンステンレスと言う殺菌剤はこの病菌に効果が有るらしいですが分量を間違えると葉が枯れてしまうので注意が必要です。
ほかにも虫や病気は有りますが、通風に気を付けて鉢の間隔をなるべく広くするなどすれば大丈夫の様です。
始めて使う薬剤は説明書を良く読んでからにしましょう、人体にとっても有害ですから散布後手や顔を洗ったりうがいをしたりして害を無くしましょう。
剪定
皐月、ツツジの場合は花後に芽先を良く切れる鋏で切り取ります、2芽を残して2葉を残すと形が整ってきます。
時期としては6月中に済ませたいです、植え替えと剪定を同時にすると根と葉のバランスがとれて宜しい様です
7月上旬が限度で遅くなると花芽ができる頃迄に十分な新葉が展開できず蕾がつきません。
従って秋に刈り込んだりすると蕾を切り取ってしまう事になり来年の花は有りません。
順序としては先ず枝から真下に伸びた子枝を切り取ります、同様に枝の真上に伸びた強い子枝を切り取ります。
残すと採光と通風を悪くし其の上見栄えも悪くしてしまいます。 下枝

今年伸びた新芽の剪定は原則として数本出た内の水平の2本を残し掻き取り残した芽を2葉残し切り取ります。
剪定1

剪定2
残した2葉から新芽が出ますので2本が4本に増える事に成ります、やたらに大きくするのではなく最小限で整えてゆきます。
木の頂点と枝の先は本来の花を咲かせます。
例えば白地が基本の種類の皐月に赤無地や覆輪を先端に咲かせると其れより先は白花は咲きません。
枝配り
自然の摂理として枝が重なっていると下側の枝は日光も当たらず風も通らず弱ってしまい枯れる事も有ります。
花が咲くと更に詰まって狭くなってしまいます。
木を上から見たとして一番下の枝が右前方に有ったとしたら二番目の枝は後ろ側三番目の枝は左前方と言う様にし重なりを避けます。但し幹の正面には枝は付けません、枝は原則としては幹の凸部に付けます。
潅水
水やり三年と言われる位鉢植え物には大切な事ですが皐月の場合は厳寒期を除いてはいくら多くやっても大丈夫のようです。
花期を除いては葉や幹にも掛けてやります。四月から十月迄は毎日水やりをします、葉裏に散水すると除虫の効果も期待できます。
施肥
皐月に限らず鉢植えの木の場合は有機質肥料を与えます、植え替え時は草花の様に用土に肥料を混ぜて植える事はしません。
植え替え後根が少し伸び始める二週間位経ってから鉢上に置いて水やりと共に染みこませる様にします。
油粕などは発酵する時異臭を放ちますので市販の発酵済み肥料で充分間に合います。
どうしても生の油粕を与えないと気が済まない方は「コーラン」と言う名の発酵剤が市販されてますので適量混ぜると発酵が早まり臭いも余りしません。
骨粉は燐酸を多く含み成長には欠かせません、秋には多めに与えます、油粕は窒素分を多く含み葉の芽だしに必要です、後大事な物にカリが有ります。
花色に良いと言われてますが改めて与えなくても他の有機質に含まれているので構いません。
与える量は入梅期と真夏を除いては五号鉢で親指の頭位の大きさの物で四〜五個を目安にします。
一ケ月を越えると形は有っても効果は無くなります、目詰まり防止の為にも取り除きます。
肥料を与えたら絶対に水やりを忘れない事が大切です、水が枯れると肥料濃度が増し根が害を受けます。
冬季は休眠中なので与えません、秋も遅くまで与え続けると成長が止まらず?幹割れなどの寒害を受け易いと言われてます。
肥料の三要素、窒素 燐酸 可里、その他微量要素(ミネラル)。
枝変わり皐月盆栽 暁天
皐月は突然同じ木に全く異なった花が咲く事があります、枝変わりと呼ばれます。
新しい品種として登録され別名が付けられます。
今迄に多くの品種が誕生し愛好されております。
左のこの木は「暁天」という品種ですが、「華宝」という白地に紫系の絞りが入る花を咲かせる品種から、白地がピンク色に変わり派手な美しい花を咲かせる木に変わったものです。
先頭の花はこの「暁天」から更に枝変わりしたもので名前は有りません。
偶然私の此の木から咲いたのですが、どこかで同じ物が発見され登録されているかも知れませんが、私にとってはとても嬉しい事です。
花も葉も「暁天」より小振りですが葉は先端が丸みを帯びてます。
皐月にはこんな楽しみ方も有りました。
樹形
石付き1

石付き2
石付は意外と簡単に出来るものです、上の2点は石に跨がせた物です。
先ず手頃な石を手に入れます(画像のは庭石を買った時に付いてきた物です)
余り大きいのは重いので避けた方が無難かと思います。
軽石にも付けてみましたが重量感はいまいちです、苔などを張って工夫すれば宜しいかと思います。
軽くて加工も簡単に出来ますので付け易いです。

園芸店でケト土を購入しておきます(沼地から採集した粘りの強い土です)。
付けようとする位置に練ったケト土を1センチ程の厚みで下まで塗ります。
挿し芽し3〜4年の若い木の根を良く洗います。
石の上に乗せ根を下向きに整えます、アルミ線などを使って石の下から一巻きし軽く固定します。
根はケト土に埋め込み露出させないで、不足の時は更にケト土を追加してください。
鹿沼土で鉢か発砲の箱に植え込みます。
後は普通に管理しケト土が余り乾燥しない様に気を付けます。
数年で根は下の鹿沼土に到着しもりもりと元気に育ちます、余り強い剪定はしないで暫くはぼさぼさにし幹や根の発育を促進します。
根は日に当たると太る特性が有ります、暖まった石も発育には良い様です。
後は決まった樹形にとらわれず自由な発想で楽しまれるのが宜しいかと思います。
ケト土は水遣りなどで取れてきますが樹盛をみながら少しずつ落としてください(急がないで)。
固定した針金は放っておくと食い込んでしまいますので木が安定したら外してください。

根連なり(筏
根連なり


此は盆栽の後枝を切り取った時に悪戯半分に挿し木した物です。
トロ箱に鹿沼土を入れ手の平を地面に付けた感じに挿しました。
古枝なので活着するか疑問でしたが見事に根が出て芽が出ました。
その後数年露地に植え幹をを太らせ昨年3月に此のプランターに仮植えしました。
整枝は未だ何もしてませんので此れから少しずつやるつもりです。
欠点は根に見える所は本来は幹ですのでやたらと芽が出る事です。
根

根の部分です、幹の数は奇数が普通ですが6本なので1本増やすか切るか思案中です。
大きさに就いて
私の偏見と独断ですが、体験からして余り大きな木はお奨め出来ません。
展示会などで一メートルを遥かに越える大木に葉も見えない程に花を咲かせたものが出品されますが、年を取ると持ち上がりません。
実は、私も「好月」と言う品種ですがノッポを持っていますが一昨年から庭木にしてしまいました。
どうにか片手で持てる程度なら管理も楽で部屋に入れても場所を取らず花を見るなら充分です。
樹形も余り奇抜な物は避け、根が八方に広がる様に出ている物が良いです、根張りは大きくなってからでは直せませんので若木を買う時は根に注意してください。
植え替えの時に八方に根が広がる様にピンやアルミ線を曲げて押さえ込むのも良い方法です。
ukiyoe 根は日光に当たると太くなる特性が有りますので、余り深く植えない方が良い様です。
少し充実してきたら高めに植えると、どんどん根は太り花の無い時期でも楽しめる様に成ってきます。
品種通りの花が咲かない物も中には有りますので花が咲いている時に買うのが一番です。
信用のおける専門店なら花も保証してくれますので何時でも安心して買う事ができます。

Bonsai
浮世絵にも有ります様に盆栽はチョンマゲ時代にも人気が有ったのでしょう、今都会の住宅事情では大振りの庭木はなかなか望めません 、剪定消毒などの管理も大変です。
小さな鉢の中に、大樹古木を演出する盆栽作りなら場所も取らず夢も叶うでしょう、特に松柏類に比べ皐月は易しく作れます。
逞しい生命力を指して雑草の様だと表現しますが、皐月は雑木ですので同じように丈夫で切っても折れても又枝を出し春には美しい 花を咲かせます。
其れに有る程度盆栽作りに慣れてくると庭木の整枝剪定なども簡単に美しく仕上げる事も出来る様に成ると思います。
園芸は日本のお家芸、或る著名な日本の庭師がわざわざ西洋の庭園を本場まで見学に出掛け「この程度か」とがっかりして帰ってきたという話を本で読んだ事が有ります、左右対称四角四面ざわざわと音をたてる大噴水、そんな庭園に得る物が無かったのでしょう。
永い年月をかけ日本人の感性で作り上げられた園芸の中でも盆栽はひときわ繊細な分野でやり甲斐も有ります。
どうぞ始めてください。